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モノオキ

コピーのコストが下がっているからこそ、信頼の価値をあげるべき /2020/2/12 #アベプラ 出演セルフまとめ

▼当日の記事

美空ひばり、手塚治虫…“故人が蘇る”AI技術とクリエイティブの関係をどう考える?去年の紅白歌合戦で議論を巻き起こした「AI美空ひばり」。東京・六本木の森美術館でも上映されており、期間が延長されるほどの人times.abema.tv

▼オンライン発言

▼放送中の発言

自分「ユーザー観点からすれば、パクリか否かなんて関係なく『その作品がよければいいじゃないか』という見方もありますよね。」

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藤本貴之さん(東洋大学教授)「SNS時代の病で、誰もが検索して検証ができてしまう。少し類似があればパクリだと言われる。一億総チェッカーマンみたいな時代になっている。そこは作り手からすると不幸。」

自分「仕組み化が必要ですよね。作品への評価は民主化されました。権威のある人の評価だけが重視される世界ではなく、SNSによって個人も発信できるようになったので。リスペクトがあれば良いオマージュ作品ですねと評価されますよね。これが例えば、信用の置けるブロックチェーンのような所に登録されて、パクリかそうでないかが可視化される、そんな仕組みを作るべき。最終的にユーザーが作品を購入できて、アーティストにお金が入るようなものだといいですね。」

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自分「未完のクラシック作品を後世の人の手や技術で完成させることもあります。作品であれば倫理観に従って作られることは良いと思う。

あとは人権問題ですよね。VR美空ひばりに対する意見は賛否両論で良いと思うのですが、例えば幼子を亡くした親の『子供が生きてたらどんな風に育ったのか学習データを元にVRで見てみたい』そんな気持ちを他の人が止めることはできません。(VR)親子の関係にまで人権問題で口出しすることは(現状)出来ないじゃないですか。

ビジネスでやるのか、思い出の再現でやるのかの線引きがまずは大切だと思う。」

▼放送後に思ったこと

クリエイティブはどんどんコピーのコストが下がっている。二次創作についてもみんなのコミットによる認証があるかないか。その可視化が必要になると思うんですよね。ここでコピーのコストをあげるのではなく、権利の民主化を行った上で「クリエイティビティに対する認証」を強化して、信頼の価値をあげたほうがいいなと思う次第です。