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MeToo運動その後についてスタジオ激論したのを見つつ思うこと /2019/3/27 AbemaPrime出演まとめ

▼当日の記事

「黙っていることは加担すること」MeToo運動は日本で広がる?宮澤エマ「”男対女”に単純化されると議論が進まない」 「#MeToo」運動の影響から、日本でも職場での上下関係など、権力を利用したセクハラや性暴力被害を告発する女性が増えておabematimes.com

▼オンライン発言

▼放送中の発言

自分「第三者に言いやすい環境を作ってあげる、どんな学生でも企業でもセクハラのための相談窓口を用意してあげる、閉鎖された空間への出口をどんな場所にも作ってあげること自体がまず大事なんじゃないかなと。」

堀さん「大きな企業でも、セクハラ窓口は相談件数が多くて四苦八苦している。人数が少ないところでは、窓口担当者が当事者なんて場合もある。」

自分「それは例えその場の人間が3人だったとしてもやらなければならないので、考えて行かなきゃいけないですよね。」

佐藤大和さん(弁護士)「外部の弁護士や窓口などでもいいですよね。ただ、残念なことにMetooが生まれた背景に何があるかというと、『司法への不信感』だと思うんですよね。司法がしっかり対応していればMetooなんて生まれないんですよ。だからこそ相談先(司法)に対する信頼感をもう少し高めて行く必要も絶対あると思うんです。」

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自分「女性に対して、『髪切りました?』『顔色悪いですね』などといった声かけも、受け取り方によってはダメじゃないですか。好意を持っている持っていないに関わらず、受け取り手にとってはすごく嫌だと感じられることがある。『髪切ったことに対して、なぜあなたは触れてくるの?』みたいな。ハラスメントではないのに、ハラスメントのように受け取られてしまうことがあるので、そういった点も含めて、『言える雰囲気』を作っていかないといけない。そこができていれば、コミュニケーションの部分で問題は起きづらいと思うし、『髪切ったね』と言える関係性になると思う。」

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自分「身も蓋もなく言えば、『コミュニケーションスキル』というところにどんどん集約されていきますよね。ネットで言えば、ツイッターは140字で遠くの人とも簡単にコミュニケーションが取れる、文字を発信するだけならAIすらその代わりになれる。だからこそ、人と人の付き合い、コミュニケーションは、今後1〜2年で重要視されてアップデートされていくという部分をちゃんと見てあげなきゃいけないと思う。

そこに対して、『じゃあどういう風にお互いのコミュニケーション力って高めていくのかなと考える』っていうのは1つの解決策だと改めて思いますね。」

▼放送後の補足

本件、まとめ記事のオチが統べてかな、と。

宮澤エマは「この問題は日常会話の中で起きるセクハラの問題から性暴力の問題まで、非常に幅が広い。ただ、MeTooは"男対女"という構図にするためのものではないし、フェミニストが"男性は反省すべき、恐ろしい存在だ"と言いたいわけでもない。そこが単純化されてしまうと、議論が進まないと思う」

で、番組では触れるところまでいきませんでしたが、アンケートあったので、それをちょっと修正してて転載します。

▼日本でのMetoo運動について

「日本での」とはついてますが、、、全般として。まず運動そのものは敬意を表します。素晴らしいと思います。セクハラに限らず、ハラスメントはダメです。被害者は声をあげるべきです。

その上で。結果してハラスメントをなくすのは100%同意ですが、ちょっと強めの表現すれば、手段として、「主観の要素が強い私刑」は、自分としてはあまり好まないです。なにをもっての第三者からの証拠手段がないですからね。ないのが問題とも言えるのですが。ここ感情的にならなくするのが難しいので、すごく描きにくいですが。センシティブだからこそ自分はテクニカルに、ロジカルにみるべき問題だと思ってます。

感情に感情で解決は、結局、対立を生みます。

でも、訴えなければならない。その気持ち、感情もわかります。なので、自分としてはという枕詞をつけます。

重ね重ね。被害者は声をあげるべきです。

▼これだけはいいたい

重ねて言いますが、Metoo運動が起きなくするためには啓蒙で、かつロジカルにみたい。もちろん行き着いた先が「性的同意」に書面を交わす可能性もありますが、もしかしたらそうなる未来が当たり前になるかもです。

▼その上で

権力をもっている人、もってない人の差をどうするかなんです。権力をもっている人がちゃんとしてればこの問題、発生しないんです。そしていつでもどこでも誰でも権力を持つ側になるんです。だからこそ、人は差を学び続けなければならないんだと思うんです。いつでもアップデートしないと。誰もが偉そうに言える話じゃない。それぐらい、解決には大変なテーマともいえます。