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モノオキ

受け手に届きやすように、作り手は細かくすることも作り方の一つ - 災害時のメディアのあり方とは/2019/10/16 AbemaPrime出演まとめ

▼当日の記事

「前回は大丈夫だった」「周りは逃げていない」災害から命を守る行動を遅らせてしまう“正常性バイアス”台風19号の影響により氾濫した阿武隈川に合流する逢瀬川が流れる福島県郡山市。12日午後4時40分の段階で、およそ3万500times.abema.tv

▼オンライン発言

▼放送中の発言

自分「情報の受信者からみると情報の範囲が広いことから、災害時に必要な情報が受け取りにくい(届きにくい)という問題があります。

ただ、GoogleFacebookでパーソナライズの考えがだいぶ進んできていることにより、それぞれの状況の人に最適な情報を届けようとはしている。『発信者側は、情報の範囲を狭く(受信者のターゲットを絞って)発信してほしい。』ということ。

今回、自治体がそれぞれの状況をツイッターで発信していた。受信者側はそれをフォローしてもらうだけでも、届く情報の範囲は狭まって、"自分ごと"になりやすい。

そういうところからでも変えていけたらいいなと思う。」

堀さん「行政側が各企業ともっとコラボするためには何をする必要があるんでしょうか?」

自分「例えば台風時に、『自治体のHPを見に行ったらすごく重くて開かない。ハザードマップを見ようとしても全然見られません。』という問題が起こることがある。

元ヤフーの宮坂さんが最近東京都に入られているように自治体がヤフーとコラボすることで、その問題が解決できることもある。ヤフーの持っているデータキャッシュの方が強く、ヤフーを見れば自治体のサーバーが落ちていても、キャッシュしているところがあれば見られるから。」

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堀さん「自治体が持ってる個人情報と企業側が持っているメタデータを含む個人情報、これをどうやって使うかっていう今やっている法律の議論が、すごくダイレクトに響いてきていて、これがもっと上手く使えれば的確にパーソナライズされた情報を提供することができる。.........怖いのが、時々LINEに違う端末でログインすると『不正ログインがありました』っていう通知がくる。でもその通知から知らされる現在地の情報が少しずれていることがある。渋谷と世田谷くらい。ちょっと怖い。」

自分「リスクの話もありますよね。でもそうは言いながらも大多数は安全にパーソナライズ化された情報を届けられるという視点を持って進めていくべき。細かいエラーに着目しすぎると、進めたい話が全く進まなくなってしまうので。」

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haru.さん(HIGH(er)magazine編集長)「スマホを持っている前提の対策がどんどん進んでいる中で、スマホを持たない高齢者はどうしたらいいんでしょう。」

自分「対策として例えば高齢者にスマホを持たせるんじゃなくて、一戸一戸に情報を届けてくれるスピーカーを設置するだとか。どう実現するかやセキュリティ問題など色々課題はあるが、否が応でも緊急時に必要な情報が聞こえてくるというやり方もあるかなと思う。」

▼放送後に思ったこと

公式のまとめは正常性バイアスに話を絞って展開。ま、自分が言いたいことは、視聴者に対して有効かというとそういう視点じゃなくて、どちらかというメディア側、そして自治体向けの視点でしたからね。

ま、重ねて『発信者側は、情報の範囲を狭く(受信者のターゲットを絞って)発信してほしい』ってことですね。一つ一つは届く範囲狭くとも確実に届かせる。そういう視点が大事になってくると思います。