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ラジオの良さは思いがけない情報との出会い/2020/10/30 文化放送「ニュースワイドSAKIDORI」 出演セルフまとめ #サキドリちゃん

文化放送「ニュースワイドSAKIDORI」に2020/10/30に出演しました。その際、発信した情報のセルフまとめです。


斉藤一美さん「2001年にパネルクイズ『アタック25』の優勝経験をお持ちの松浦茂樹さん。最後の人物当てで『月はどっちに出ている?』の映画監督、崔洋一さんですね、それを当てたということで。」

自分「はい、当てて。当時はイタリアとパリの10日間旅行が優勝商品でした。」

斉藤さん「本当に行くんですか?」

自分「はい、本当に。年に2回優勝者だけが集まるツアーが(当時)設定されて、そのどちらかを選ぶ。ただ、選べなかったらお金になって戻ってくるっていう仕組みでした。」

斉藤さん「20人くらいいるってことですよね?単純計算で。」

自分「そうですね、全員優勝者で。もちろん、お連れの方1人とかは確か連れていけました。」

斉藤さん「ツイートより『アタック25、私も出たことあります。結果は2位。パネル取りで負けました。』あれもね、オセロの要素がありますしね。」

自分「そうそう。クイズも大事なんですけど、オセロの要素でパネルを上手く開けていくことが優勝への近道だったりしますね。」

斉藤さん「パネルカラーは赤だったんですか?」

自分「赤です、このメガネの色。」

斉藤さん「メガネの色が先なのか、優勝したことが先なのかでいうと?」

自分「それでいうと優勝の方が先かな(笑)結果的に色んなものが赤くなったりとか...。」

斉藤さん「それ以来ずっとラッキーカラーは赤に。」

自分「そうですね、差し色に赤を取り入れたりとか。」

斉藤さん「アタック25のパネルカラーは選べるんですか?」

自分「いや、指定されます。」

斉藤さん「どういうふうに?」

自分「単にスタッフの方に指定される感じ。でもまあ出たことある人の中での話では、なんとなく『赤が"本命"の人』みたいな噂はあります。」

斉藤さん「本命とは"クイズの強さ"という意味...?」

自分「"優勝本命"みたいな意味ですね。」

斉藤さん「は〜。これから見るにあたって『赤が強い人なんだ』とか思っちゃうじゃないですか、そんなの。」

自分「スタッフの皆様方はそういってるわけじゃないんですけどね。あくまでも噂なので、まことしやかに囁かれているといった感じ。」

斉藤さん「2001年だったら、MCは児玉清さん。」

自分「そうです。芸能人のオーラを間近で感じたのが初めてだったんですけど、『紳士って斯くあるべきだ』ってお話してみてわかりました。」

※当時の記録をnoteで記載しています。

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伊藤健太郎さん釈放 ひき逃げ「一生かけ償う」:時事ドットコム ひき逃げなどの疑いで逮捕された俳優の伊藤健太郎さん(23)が30日夜、警視庁東京湾岸署から釈放された。検察側が勾留請求しな www.jiji.com

斉藤さん「伊藤健太郎容疑者が近々釈放と。」

自分「このニュース見て思ったことがあって。事故の映像がすぐ流れてきたんですよ。最近多いですよね。ドライブレコーダーの映像があるから、すぐにニュースに使われる。昔は『本当にやったのか?』『どんな状況だったのか?』というのがすぐには分からなかった。今ほとんどの車やタクシーなどにもドライブレコーダーはついてますけど、『記録が大事』というのが図らずも証明された、といった感じですね。」

斉藤さん「Uターンした直後、本来ならもっとゆっくりでいいはずなのに、ものすごく加速して、バイクを轢いた後、ブレーキを踏んだ跡も明らかにないかのようなスピードですもんね。」

自分「それが映像で証明されている。昔は証言でしか分からなかったのに、今は映像で残る。全て記録されることの怖さもあるが、被害者の立場になればきっちり状況が残るので救われることもある。『今は記録されるべき世の中なんだ』ってことを自分ごとに考えてあの映像は見るべきなんじゃないかと思いますね。」

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フランス 感染再拡大で全国一律の外出制限 今月30日から | NHKニュース 【NHK】フランスのマクロン大統領は新型コロナウイルスの感染が再び急速に拡大していることを受けて今月30日から1か月余り、 www3.nhk.or.jp

斉藤さん「パリ在住のカメラマン、村松史郎さんです。」

村松さん「大統領は1時間ほどに渡って演説をされたんですけれども、春の感染者数よりもすごく増えて、地方の病院も集中治療室の占有率が増えてきたということで、今回のロックダウンの危機になっているようなんです。12月1日まで1ヶ月ほど外出制限が出されました。

春のときは、学校が全て閉鎖されたんですけども、今回は小学校・中学校・高校までの学校が通常通り通えます。みなさん同じように社会的に厳しい状況にあると考えて自粛をされると思います。夏休みはフランスのバカンスということでフランス全土に皆さんいかれたので、全土に広がったと考えられますね。今回も12月のノエルの前にだいぶ収束させたいとのことだと思うんです。やはりノエルになったら皆さん自粛を止められないんじゃないかなと思ったり。

日頃レストランへの取材が多いんですけれども、今回レストランも閉鎖されるとのことで取材先のお店が閉じているので、仕事は激減しました。そして、来週も撮影予定が入っていたんですけども、お店が閉まってしまうので、急遽閉まる前に撮影を終えました。

例年はシャンゼリゼとか街の通りがすごく綺麗にイルミネーションで飾られるんですけども、その準備は毎年11月。その準備も出来ない状態なので、だいぶ寂しくなるんじゃないかなと思います。

ただ皆さん知恵を絞って、他のイルミネーションやデコレーションを考えられたら面白いんじゃないかなって思いますけども。

先週中学校の社会科の先生が殺されて、昨日はニースの教会で3人殺されたとのニュースがありました。人が多いところに行くのは、ちょっと心配になりますね。」

斉藤さん「パリ在住のカメラマン村松史郎さんのお話でした。ノエルはフランス語でクリスマスのことです。今コロナ禍でも大変ですけど、テロまで起きていますからね...。」

自分「昔、自分の英語の先生をやっていた人がオランダにいまして、今、週一オンラインで英語の勉強も兼ねてお話しているんですよ。その人は日本に3〜4年住んでいたのでヨーロッパとの比較を聞くと、危機意識に差があるそう。特にマスクをしようという意識が弱い。報道される映像ではもちろん着用していますが、実生活を見るとヨーロッパ圏内のマスク意識は弱いそうです。という現地の声を先週聞いたばかりなので、ここはポイントとして挙げられるんじゃないかなと。」

斉藤さん「お知り合いの方はマスクきっちりされているんですか?」

自分「そうですね、日本に3〜4年住んでいた背景が影響していると思います。」

斉藤さん「全面的な外出禁止、すなわちロックダウンが再び行われるわけなんですけれども、この再ロックダウンに対して直前にデモを行う人がいましたね。それじゃ意味がないんですよね。」

自分「意味ないですよね。人と直接会うのが生活にとって当たり前だという主張の気持ちは分かりますけど、テロという手段に出るのはちょっと違うかなと思いますね。」

斉藤さん「そうですよね。イスラム教は偶像崇拝を禁止していて、つまり絵に神様を描くことすら許していない、風刺している。二重の意味で侮辱をしている。だからこういう強硬手段に出る者も出てくる。以前のシャルリー・エブドの件も含めて、想定内だったはずなんですけども、フランスは大統領をはじめ、戦いますね。」

パリ刃物襲撃で2人重傷、テロとして捜査 シャルリ・エブド元本社近く - BBCニュース フランス・パリで25日、2015年に襲撃事件が起きた風刺週刊紙「シャルリ・エブド」の元本社近くで男女2人が刃物で襲われ重傷 www.bbc.com

自分「そうですね。自由の観点でいえば『自粛せよ』っていうのは相反する話ではあるんですけど、感染拡大しているのは事実なので。そうでもしないとっていう現状ですよね。強い態度を示して押さえ込むのはマクロン大統領の意志を感じますね。」

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斉藤さん「最近買ったバイクにドライブレコーダーをおつけになったそうですね。」

自分「はい。ちゃんと(バイクの)前後に。事故が起きないに越したことはないんですけど、でも万が一のときのために。人を救うきっかけになるかもしれないので。」

斉藤さん「ドライブレコーダーって小さめなんですか?バイクだと。」

自分「そうですね。今、本当に小さいです。小さいバイクのドライブレコーダーでも、カメラの性能は上がっていて。映像を見てみたら、今時のカメラで撮ったような映像。こんなに綺麗に残るなら安心だなと。」

斉藤さん「つけた方がいいですよね〜。」

斎藤さん「西川さん、今日は何について話しましょうか。」

西川文野アナ「今日はインターネット業界とラジオ業界で起きている社会現象について、松浦さんのお考えを伺うということなんですが。」

斉藤さん「どんな社会現象が起きてますか?丸ごと一冊が芸人ラジオ情報という『芸人ラジオ』という本が先月スコラマガジンから発行されましたよね。あと今、日経トレンディで『実は成長市場!すごいラジオ大研究』という巻頭特集も組まれています。すごいですね、音声メディアっていうんですか?」

西川アナ「最近多いですよね、特集もね。」

斉藤さん「そうそうそう。松浦さんはインターネットの専門家ですけれども、ラジオやvoicyなどの音声メディアにも積極的に関わろうとしています。どう思います、音声メディア。」

自分「この状況下で、家にいる時間が長くなった。『ながら聞き』の強みが改めて注目されているのかなと思うんですよ。ネットメディアってスマホもパソコンもそうなんですけど、基本的には目の奪い合いなんですよ、視覚、読んでる部分の奪い合い。でも聴覚の奪い合いって起きてこなかった。起きてるときずっとディスプレイを見ているわけではないので、改めて耳が空いてることに注目が集まっています。

今までは放送機器でラジオというハードウェアがあった。大変心苦しいですがこれがどんどん無くなってきている中で、radikoスマートスピーカーなどの新しい耳で聴ける機械が出てきて、そのために聴覚の奪い合いが発生しているっていう感じですね。」

斉藤さん「松浦さんは以前からラジオがお好きなんですか?」

自分「いやもうずっと。僕のメディアデビューはラジオだったりしますしね。地元札幌のラジオ局、中高の頃ずっと聞いていました。」

斉藤さん「どんな番組を聴いていたんですか?」

自分「STVラジオさんの『アタックヤング』だとか。」

斉藤さん「"アタック"好きだな、もう(笑)」

自分「(笑) 中高生向けの番組が80〜90年代にかけて結構ありました、人口が多いところなので。そこに応じるような番組があると、みんな聴いてしまう状況でしたね。」

斉藤さん「若いときにそれほどラジオを聴いていると、大人になったときに回帰しやすいって環境でもありますよね。」

自分「そうですね。やっぱり環境が戻ってきたから、私も改めて聴き始めたところはあります。」

斉藤さん「松浦さん以前のインタビューで『許されるなら、音楽をかけるよりもラジオをかけながら仕事をしたい』と仰っているんですよね。radikoプレミアムにも入ってらっしゃる。月額350円。」

自分「はい、入ってます。それで地元のラジオを聴いたりとかしてますね。」

斉藤さん「仕事してるんですよね?ラジオ聴きながら。集中できるんですか?音楽の方がゾーンに入りやすそうですが。」

自分「お仕事において、"ノイズ"って大事だと思うんですよ。完璧すぎる状態になっていたとしても、意外と集中できなかったりする。

音楽って聴いていれば3〜4分で終わって、イントロから終わりまで同じじゃないですか。ラジオは何が聞こえてくるのか分からないところがいい。

違和感があるノイズは邪魔に感じて辛いんですけど、スッと入ってくるノイズであるラジオは心地よく聴ける。自分のリズムになってくれるのかなと。」

斉藤さん「やかましい声でも大丈夫なんですか、喋りが。」

自分「集中力が必要とされる場合は、どんな感じで耳に入ってくるかはあったりします。でも"テンポ"だと思うんですよね。これは音楽も共通なのかな。」

斉藤さん「ラジオ番組はどんなのがお好きですか?」

自分「朝は地元のラジオで『リクエストプラザ』っていう番組があるんですけど、人のリクエストで構成されているので、先ほど言った何が聞こえてくるか分からないところがいい。思いがけない曲が聴けたりする。」

斉藤さん「それで昔の歌を思い出したりしますよね。」

自分「そうなんですよ。そういうノイズがいい。一辺倒な情報が入ってくるだけの状況にはしたくない。音声サービスもランダムでかけると、思いがけないこぼれ話に出会う。最近、現役のキャビンアテンダントの方がお仕事こんなふうにやってますって内容のインターネットラジオを聴いたんですけど、中々CAさんのお話聞けることないので。そういうのを楽しんでいます。」

斉藤さん「偶発的に何かを知るっていうのに刺激を感じるタイプなんですね。」

自分「そうですね。知らなかったことを知ることで、次のアクションが生まれるって信じてるので。視覚は仕事でたくさん使っているので、聴覚はそっちに使いたいなって思ってます。」

西川アナ「前回の松浦さんが音声メディアのお話をされたときに、私はスゴい案を思いついたんですよ。文化放送サブスクリプションサービス、あったらどうですか?」

自分「やるべきだと思いますよ、そういうの。」

西川アナ「今テレビ局とかも過去の名作ドラマをサブスクで配信してたりするじゃないですか。文化放送も以前ー美さんの実況を再放送しましたよね。」

斉藤さん「コロナ禍で野球がなかったですから、松坂大輔デビュー戦を配信しましたね。」

自分「今、テレビ各局がサブスクで後から番組が見られる環境を作ってますよね。ラジオも放送なので、やるべき。」

斉藤さん「テレビは現にやってますもんね。...どんなコンテンツがいいんだろうね。」

西川アナ「開局記念特番のラジオドラマとか、先輩方の話聴いてると豪華だったみたいで。最近ラジオドラマも聴く機会ないから、聴きたいなって思いますね。」

斉藤さん「以前立川志の輔師匠が、『芝浜』をラジオドラマでやられたそうなんですよ。そんなのがね、サブスクになっていてもいいですよね。」

自分「確かに、そんな形で音声資産がいつでもどこでも聞ける。もちろんradikoはそれを実現しているわけですが、それをさらに踏み込むのは1つのビジネスのやり方としてアリだと僕は思います。」

斉藤さん「radikoって生まれてくれて本当にありがとうって感じですよね。それがなかったらラジオ局今どうなってるのって思います。」

自分「やっぱり私も含めて、地元のラジオ聴きたい方がラジオに戻ってくる。周りの話を聴いてると多いです。大事ですよね。」

斉藤さん「現にこの番組で一番遠いリスナーは沖縄の与論島だとか。」

自分「あ〜なるほど。」

斉藤さん「Twitterの方で『東京の方がこっちよりも日の入が1時間もはやいんですね』なんてコメントをいただいたりして。すごく嬉しいなと。レンジが広がると、話題も広がりますよね。」

自分「昔は頑張ってアンテナを持って聞こうと努力してたのが、テクノロジーの力でこれだけ身軽に聞けるようになったのはいいことですね。」

斉藤さん「松浦さんがいるスマートニュースをラジオ化することは出来ないんですか?」

自分「スマートニュースにはスマートニュースの受け手が1番吸収しやすい伝え方があるので。音声はテキスト化しやすいメリットがあったり、映像は最近だとテロップだけで情報を伝えるなんてやり方もある。それぞれに応じて、吸収しやすい形があって、一個一個当てはめることが大事で。他メディアを競合視するんじゃなく、みんなが色んな方法でコンテンツを受け取れる環境づくりが大事。ラジオのコンテンツもスマートニュースで伝わりやすい形で伝えて、そこからラジオを聴いてみようっていうのもアリ。」

斉藤さん「クイズ番組ってテレビに敵わないって思いませんか。クイズ番組ってラジオ向きじゃないのかなと思います。」

自分「あ〜。得点状況とか分かりづらいことはあると思うんですけど、でも『問題を読み上げて、答える』この1点においては音声のみですよね。だから、そこを突き詰めるようなクイズ番組がラジオにおいてもあるのかな、と思いますね。」

斉藤さん「そういうのを考えたいですよね、我々もね。」